wtnb..kana exhibition- Fairy pools 
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2014年9月2日~20日(日曜・月曜休、正午~午後7時、20日は午後5時まで)

太陽の光が差せば青く輝き、かげれば色あせる浅い海。wtnb..kana(Kana Watanabe)は10年以上前に始めたスキューバダイビングで、水面に浮上するときに包まれた光や音に地上とはまったく別の世界を感じました。そこは、いつまでもとどまることを許さない生と死のあわい。陸から眺めていたときには気づかなかった海の一面が彼女を魅了しました。

彼女が水中から見た海はただ美しいだけの存在ではありません。呼吸のできない恐怖と圧迫感がもたらす感情は畏敬の念を通り越し、「私はここで生きていくことはできない」と瞬時に悟りました。そして、そうした非日常の空間がもたらす感情を表現したいという思いに駆られました。

今回の個展では、照明を落とした展示室に一辺数十センチの立体作品10点を配置します。それぞれ水をはったアクリルの箱の下に油彩画を置き、LED(発光ダイオード)を使って絵画と水を照らします。wtnb..kanaが青を基調に描く絵画の主題はキラキラと光を反映する海。暗闇の中の光によって、美しさとともに怖さを感じさせる海の幻影が箱の中の水面に浮かびます。

動画に登場するのは参考作品の「みずたまり‐3つの共鳴‐」(2011年、34×32×32センチ、ミクストメディア)。

wtnb..kana 1982年大阪生まれ、2011年大阪芸術大芸術学部卒。同年SoHoアートギャラリー(大阪市)で個展「海Χ回」。