過去の展覧会

AHAF SEOUL 2015に参加

Kaoru_Kan Tachibana Gallery 菅かおる 橘画廊
橘画廊は韓国のコンラッド・ソウルで開かれるホテル型アートフェア、AHAF SEOUL 2015に参加します。アーティストは伊東敏光(彫刻)、菅かおる(日本画)ほか。部屋番号は1403号です。写真は菅かおる「across the universe」(2015年、岩絵の具、金箔、和紙、184×184センチ)。

日時: 8月21日(金)~23日(日)
会場: コンラッド・ソウル
*入場は招待者のみです

Tachibana Gallery will participate in the art fair AHAF SEOUL 2015.
Artists: Toshimitsu Ito, Kaoru Kan, Tomoni Yoshizawa
Date: August 21 Fri. 22 Sat. (Press / VIP), 24Sun. (VIP / Invitation)
Venue: Conrad Seoul
Room Number: 1403
For details: AHAF SEOUL website

勝又公仁彦展 Hotel’s Window

Kunihiko Katsumata Hotel's Window Tachibana Gallery 勝又公仁彦 橘画廊
Kunihiko Katsumata exhibition Hotel’s Window
2015年7月28日~8月8日(正午~午後7時、最終日午後5時まで、日・月曜休)

2005年にイタリアを旅した写真家、勝又公仁彦は、ホテルの部屋がcameraと記されていることに気がつきました。日本でカメラといえばもっぱら写真機のことですが、その語源は「部屋」だったのです。(イタリア語で)カメラである部屋に写真機であるカメラを据え、その中と外を同時にのぞいたらどうなるのか。勝又はそうした興味から、一つのプロジェクトを始めました。

題して「Hotel’s Window」。世界各地のホテル室内で窓に向かって撮影するプロジェクトです。三脚でカメラを固定し、長時間露光で窓の外の景観とともに窓の周りの室内景観も撮影します。多くの場合、ホテルの窓の外側と内側は空間の広がりや明るさが違うため、たいていの人はどちらか片方に意識を向けています。しかし勝又はカメラのレンズを通して、窓の内と外をフラットにとらえました。

露光時間は30分から6時間程度。窓の外の街の光を増幅し新たな景観を生起させるだけでなく、一瞬では写すことのできない暗い室内の様子も写し、それらを一続きの景観として提示しています。これまでの撮影地は日本、米国、イタリア、中国など十数カ国の計100地域以上。今回は、10年間撮りためてきた写真の中から十数点を紹介します。

 画像左は「2005年3月10日 ホテルヴェネト510号室 ローマ イタリア」(発色現像方式印画)、右は「2009年3月6日 北海道札幌市中央区南10条西1丁目 ホテルライフォート札幌 1410号室」(同)。
(協力: ピクチャーフォトスペース、OSAKA PHOTO WEEKS参加企画) 

7月31日午後7時から、写真家・映像人類学者で、あいちトリエンナーレ2016芸術監督でもある港千尋氏と勝又公仁彦の対談があります(会場・橘画廊)。

勝又公仁彦(かつまた・くにひこ) 静岡県生まれ、早大法学部卒、1998年インターメディウム研究所修了。現在、京都造形芸術大専任講師。
<近年の主な展覧会>
2006年「Natura Morta 」(Leica gallery Solms、独ライカ本社)、08年「Dwelling」(世田谷美術館、東京)、11年個展(森アートセンター六本木ヒルズクラブ、同)、13年「都市の無意識」(東京国立近代美術館)。05年日本写真協会新人賞。東京国立近代美術館、世田谷美術館、沖縄県立博物館・美術館などに作品が収蔵されている。

 

夢展 芝田知佳

芝田知佳 消した落書きとエビまたはハコ1995-b 2015 Chika Shibata Tachibana Gallery
Chika Shibata exhibition Dreams
2015年7月7日~25日(正午~午後7時、最終日午後5時まで、12、13、19日休)

シルクスクリーンや染色を手掛けるアーティスト、芝田知佳がゲームや漫画のキャラクター、生き物など自らの無意識の領域にひそむイメージの断片を使い、ポップな平面作品を発表します。夢に出てきた不条理な状況、瞑想しようとして浮かんできた雑念。それらにからむイメージを、マンダラで仏菩薩たちを配置するかのように一つの画面に共存させ、世界観を表現しています。

例えば、阪神大震災があった20年前の記憶をテーマにした「消した落書きとエビまたはハコ1995-b」(画像、2015年、シルクスクリーン、コラージュ、ドローイング、80×80センチ)。箱の展開図のような白地に、ロブスターやエビ、鳥、キャラクターなどが紺一色で落書き風に描かれ、背景の赤い部分には白のグリッドが記されています。上部左右にドローイングで一対のエビフライを配すなど、対称性を感じさせる構図が特徴的です。

芝田は夢で繰り広げられた物語、それをきっかけによみがえった記憶の中からモチーフをつかむという方法をとりました。そして、密教の図像であるマンダラに想を得て、制作に取り組みました。白地の「展開図」の中で一つの世界を構成していますが、限られた要素だけで成り立っているわけではなく、エビもロブスターも漫画のキャラクターたちも、さらに、今は姿を見せていないものまでもが自由に行き交っているようです。

ここでマンダラという言葉を持ち出すことに違和感があるとすれば、作品に描かれているイメージがみな、食べ物や遊び道具など欲望の対象であるからかもしれません。当然、仏教であれば、欲望も、欲望を持つ自己も否定すべきものです。しかし芝田は欲望を肯定し、自己の認識を深めているように見えます。活気あふれる赤や調和を象徴する緑。そうした色の意味合いも「自己肯定」を後押ししています。シルクスクリーン、コラージュによるミクストメディアを中心に十数点を出品。

芝田知佳(しばた・ちか)
1984年兵庫県生まれ。2007年女子美術大芸術学部卒、09年東京芸術大大学院美術研究科修了。13年橘画廊で個展「YY/MM/dd」、14年ART OSAKA 2014で個展「La Mer Hotel Ebi」。11~13年龍野アートプロジェクト(たつの市)、15年新長田アートプロジェクト(神戸市)に参加。

 

ART OSAKA 2015に参加

Akio Tanino Tachibana Gallery
橘画廊は7月に開かれる日本最大のホテル型アートフェア「ART OSAKA 2015」に参加します。6215号では寺村サチコ(繊維造形)の個展、6224号では谷野明夫(陶芸)と福元章子(日本画)の2人展「和モダン」を開きます。写真は谷野明夫の合子。

日時: 7月3日(金)午後2~8時(プレビュー)
      7月4日(土)午前11~午後6時(一般公開)、午後7~9時(ナイトビューイング)
      7月5日(日)午前11~午後7時(一般公開)
会場: ホテルグランヴィア大阪26階(JR大阪駅直結)
入場料: 1,500円

Tachibana Gallery will be participating in the art fair ART OSAKA 2015.
Room Number: 6215 & 6224
Artists: Sachiko Teramura, Akio Tanino, Shoko Fukumoto
Date: July 3 Fri. (VIP preview)
        July 4 Sat., 5 Sun. (Public Open)
Venue: Hotel Granvia Osaka 26th floor
Admission: ¥1,500/ 1 day pass
For details: ART OSAKA website

寺村サチコ(てらむら・さちこ) 1986年兵庫県生まれ、2012年多摩美術大大学院美術研究科修了。11年前橋アートコンペライブ・グランプリ、12年橘画廊で個展「今夜は女の子」、13年同じく「MY SWEET FLOWERS」。14~15年Hasu no Hana (東京)、GALLARDAGLANTE(京都)、ギャラリーううふ(鶴ヶ島市)などで個展。 

谷野明夫(たにの・あきお) 1949年京都生まれ、77年京都市立芸術大専攻科陶芸修了。78年信楽に陶房を築く。東京、大阪、京都などで個展、グループ展多数。日本工芸会正会員。 

福元章子(ふくもと・しょうこ) 1984年大阪生まれ、2010年京都市立芸術大大学院美術研究科絵画専攻日本画修了。11年以降、和泉市久保惣記念美術館、T-BOX(東京)、DELLA-PACE(神戸市)で個展。14年橘画廊で個展「毛虫と女」

寺村サチコ展(ART OSAKA 2015)

Sachiko Teramura ART OSAKA 2015 Tachibana Gallery
Sachiko Teramura exhibition

2015年7月4、5日、ホテルグランヴィア大阪6215号(ART OSAKA 2015)

進化の袋小路に入り、秘密の花園という特殊な環境で暮らす生き物たち。彼女らが発達させた能力は色と形によるオスの誘引でした。原始的ともいえるこの能力はことのほか強力で、引き込まれたオスたちは食べられてしまいます。繊維造形作家の寺村サチコはシルクオーガンジーを素材に、そんな想像上の生き物を生み出しました。 

赤やピンク、紫など鮮やかな色の、曲線を多用した立体は、寺村の言葉を借りるまでもなく「可憐な感じだけど毒があるイメージ」。昆虫を誘い、蜜を吸わせる代わりに花粉を運ばせる花や、海の中を漂って魚を捕食するクラゲなどを意識していますが、人間の女の子の分身ともいえます。 

その生き物たちには水中生活の名残がありそうです。水を吸収する根もなければ体を支える茎もない彼女たちは、軽やかなシルクオーガンジーによって表されます。主な技法は絞り染め。一枚の平らな生地を引っ張って括(くく)る、縫って引き寄せる、といった行為を繰り返し、防染しつつ形を記憶させています。

寺村のこうした作品は素材と技法、コンセプトの一致によって誕生しました。ベッドの上に置く、天井から吊るす、アクリルケースに入れる、といったさまざまな展示方法によっても、平らな布をカラフルな立体に変化させるアートの可能性を示します。画像左は「Crawls(あか)」(部分、2015年、染色、シルクオーガンジー、針金、60×40×50センチ)、右は「きれいな魔女」(2014年、染色、シルクオーガンジー、針金、85×85×25センチ)。

寺村サチコ(てらむら・さちこ) 1986年兵庫県生まれ、2012年多摩美術大大学院美術研究科修了。11年前橋アートコンペライブ・グランプリ、12年橘画廊で個展「今夜は女の子」、13年同じく「MY SWEET FLOWERS」。14~15年Hasu no Hana (東京)GALLARDAGLANTE(京都)、ギャラリーううふ(鶴ヶ島市)などで個展。

 

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