過去の展覧会

ART NAGOYA 2016に出展

Akira Kamo Zone13 Tachibana Gallery 橘画廊
橘画廊は2月に名古屋市のウェスティンナゴヤキャッスルで開かれるホテル型アートフェア、ART NAGOYA 2016に出展します。アーティストは谷野明夫、中比良真子、加茂昂、福元章子、十川賀菜子。部屋番号は927号です。写真は加茂昂「ゾーン13」(2014年、油彩、カンバス、72.7×90.9センチ)。

日時: 2月19日(金)午後1時~7時半(プレビュー)
      2月20日(土)午前11~午後7時(一般公開)
     2月21日(日)午前11~午後6時(一般公開)
会場:ウェスティンナゴヤキャッスル9階
入場料:1,000円

谷野明夫(たにの・あきお) 1949年京都生まれ、77年京都市立芸術大専攻科陶芸修了。78年信楽に陶房を築く。東京、大阪、京都などで個展、グループ展多数。日本工芸会正会員。 

中比良真子(なかひら・まさこ) 1979年滋賀県生まれ、2004年京都精華大大学院芸術研究科造形専攻修了。neutron kyoto(京都市)、neutron tokyo(東京)、DMO ARTS(大阪市)などで個展。 

加茂昂(かも・あきら) 1982年東京生まれ、2010年東京芸術大大学院美術研究科絵画専攻修了。12年island MEDIUM(東京)で個展「【絵画】と【生き延びる】」。13、15年VOCA賞出展。15年青森公立大学国際芸術センター青森でアーティスト・イン・レジデンス展覧会「航行と軌跡」。 神戸ビエンナーレ2015ペインティングアートコンペティション準大賞。

福元章子プロフィール

十川賀菜子(とがわ・かなこ) 1986年大阪府生まれ。2012年大阪芸術大大学院博士課程前期工芸研究領域(ガラス工芸)修了。14、15年、Ken Saunders Gallery(シカゴ)で個展。

Tachibana Gallery will participate in the art fair, ART NAGOYA 2016.

Date: February19 Fri. (VIP preview) 
        February 20 Sat., 21 Sun. (Public Open) 
Venue: The Westin Nagoya Castle 9th floor 
Room Number: 927 
Artists: Akio Tanino, Masako Nakahira, Akira Kamo, Shoko Fukumoto, Kanako Togawa
Admission: ¥1,000/ 1 day pass
For details: ART NAGOYA website

加茂昂展「逆聖地」

Akira Kamo Anti-sanctuary Photo Kazuo Fukunaga Tachibana Gallery 加茂昂 橘画廊
撮影:福永一夫

Akira Kamo exhibition Anti-sanctuary    
2016年1月20日~4月2日(正午~午後7時、日・月・火曜休)

2014年、アートプロジェクトに参加するため対馬に滞在した加茂昂は、山の中にはみだりに立ち入ることのできない茂地(聖地)があると、地元の人に教わりました。樹木が伐採されずに残った緑豊かな山からは栄養分に富んだ水が海に供給されるため、聖地という形での森林の保護は漁業に役立っていることも知りました。 

おりしも東日本大震災を意識した作品を制作し、福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域について考えていた加茂は「人間の知識の負の結晶」という意味で「逆聖地」という言葉を思い浮かべました。聖地も「逆聖地」も同じ立ち入り禁止区域でありながら、その成り立ちは真逆。しかし目をそむけずに向き合おうという思いがこのタイトルの背景にあります。 

今回の個展では、幅7.3メートルの大作と100号(長辺162センチ)の新作を含め9点の油彩画を出品します。いずれも雪山をモチーフにしていますが、加茂が描くシャープな印象の山は雪山というよりも登山でいう「デスゾーン」。特定の山ではなく、人間の生存が困難な区域の象徴です。 

そして画面に描かれた人が表すのは危険な状況です。火だるまの人はもちろん、装備をした登山者も「一歩踏み外せば死ぬかもしれない」という緊迫感を伝えています。風景は感覚によって空間を解釈したものですが、その感覚は純粋なものではなく、状況とかかわっていることを明らかにしています。画像は「逆聖地」(2014年、油彩、カンバス、209×730センチ)。

加茂昂(かも・あきら) 1982年東京生まれ、2010年東京芸術大大学院美術研究科絵画専攻修了。12年island MEDIUM(東京)で個展「【絵画】と【生き延びる】」。13、15年VOCA展出展。14、15年対馬アートファンタジアに参加。15年青森公立大学国際芸術センター青森でアーティスト・イン・レジデンス展覧会「航行と軌跡」。

ダニエル・リー展 循環+LOOP


Daniel Lee exhibition LOOP
2015年12月8日~19日(正午~午後7時、日・月曜休)

韓国のアーティスト、ダニエル・リーの日本デビューです。芽を出し、花を咲かせ、実をつけて地に帰る――。そうした永遠の生まれ変わりを象徴する植物などをモチーフとして制作した写真作品十数点を出品します。以下はダニエル・リーのステートメント(協力:クムサンギャラリー)。 

理由はわからないが、私は幼いころから死について疑問を持つことが多かった。死とは何か? 死によってすべてが終わるのか? 死後の人生はあるのか? これらの答えを見つけるために本を読みあさった。また私は家業の一つである葬儀事業に就き、霊園事業にも携わることで、普通の人よりも多く死という現象に接し、多く考えて生きてきた。 

人は必ず死ぬ。これは、だれも逃げられない真理である。しかし多くの人は死を恐れて、公然と話しはしない。ほとんどの人はただ生きるためだけに忙しく、いつ来るかしれない死については忘れて過ごす。突然降りかかる死への準備ができず、最後の瞬間を非常に恐れたり、とても切なくこの世を去ったりすることもあるし、残された人に様々な痛みをもたらすこともある。 

そうした中、私は「循環―繰り返し」の観点から死を見ることができた。死と生は連続する過程だと思う。死によってすべてが終わるのではなく、それは新しい出発である。肉体は終わるが、霊体は新しい生活を持続すると考えている。それゆえ死について否定的な考えを持たない。死が近いことを感じて、いつも死の準備をしていれば、幸せな生活を送ることができるだろう。 

私はラテン語の「メメント・モリ(Memento mori)」という言葉が好きだ。長い間、葬儀事業をして感じたり、死に対して疑問を持って悩んだりした結果、「循環―繰り返し」の観点から死を見て、周りの人に「メメント・モリ」を叫びたいのだ。生には死が内在し、死にもまた生が内在しているとみれば、いつも死を思いながら死を準備して生きるべきである。「メメント・モリ」を知っていれば、与えられた生をより楽しむことができるだろう。 

死は終わりではない。それは始まりである。
死を準備して生きたい。
物質的には去っていく準備。
霊的には目を覚ます準備。
「メメント・モリ(死を想え)」。 


上の画像は「Memento mori A901」(2015年、アーカイバルピグメントプリント、61×40.6センチ)、下の画像は「Memento mori A925」(同、同、40.6×61センチ)。 

ダニエル・リー 1953年ソウル生まれ。82年インディアナ大経営学修士、87年ピッツバーグ大経営学博士。2013年マナスアートセンター(韓国京畿道楊平郡)で個展。

 

福元章子日本画展「夢から来て夢へ帰る」

Shoko Fukumoto Hoshi-ni-narumae Tachibana Gallery
Shoko Fukumoto exhibition From Dreams, Return to Dreams
2015年11月3日~28日(正午~午後7時、28日午後5時まで、日・月曜休)

魂を置き去りにして天に昇る肉体なのか、肉体を置き去りにして天に昇る魂なのか。日本画家、福元章子が描く「人物」は現実から引きはがされたかのように宙を舞っています。見えるのは、かつて私だった何か。福元はあいまいさを残しながら、崇高さの象徴性を練り上げています。 

「星に成る前」(上の画像、2015年、岩絵の具、膠、カンバス、152×115センチ)の女性がまとうのは舞台や儀式などの衣装ともいえそうな風変わりな服装です。頭部を飾る黄色い毛虫、全身を覆いつくすチョウの形の模様。穏やかで落ち着いた空気を醸す土色の背景も緊張をはらむ斜線も謎めいていて、見る人の想像を喚起します。 

私が生活する世界のかたわらには、普段は目に見えない別の世界が広がっているのではないか――。次元の異なる世界の設定と、2つの世界の思いがけない交錯は文学の定番のテーマですが、それに似た空想を視覚化する福元の関心は物語よりも感覚美に向かっています。その感覚美をもたらすのは複雑なニュアンスの色彩です。 

今回の個展のタイトルは「夢から来て夢へ帰る」。夢とは覚醒しているときの願望であり、眠りがもたらす幻覚でもあり。作品の解釈は鑑賞者にゆだねられていますが、はかなさに通ずる言葉はある種の虚無を暗示しているようです。新作を中心に十数点を出品予定。下の画像は「星ノ流ルル」(14年、岩絵の具、膠、カンバス、80.3×116.7センチ)。

Shoko Fukumoto The washing away of the starTachibana Gallery
福元章子(ふくもと・しょうこ) 1984年大阪生まれ、2008年京都市立芸術大美術学部卒、10年京都市立芸術大大学院美術研究科絵画専攻日本画修了。
<主な個展>
2011年 「月夜の散歩」(和泉市久保惣記念美術館)
2012年 T-BOX(東京)
2013年 「春の日」DELLA-PACE(神戸市)
      「麗しき逃避行」T-BOX
2014年 「春待ち」DELLA-PACE
      「毛虫と女」橘画廊(大阪市)
      「春待ち」T-BOX
2015年 「花頭巾」T-BOX

 

 

 

山地咲希展 花迷路

Saki Yamaji 花束を持って Tachibana Gallery 山地咲希 橘画廊
Saki Yamaji exhibition
2015年10月20日~31日(正午~午後7時、31日午後5時まで、日・月曜休)

若手ペインターの山地咲希は植物からインスピレーションを得て生み出した形や色を基に、芽吹くような感覚や空間が揺らめくような感覚を絵画で表しました。独ロマン主義の画家ルンゲが「人間はあらゆる花々や植物の中に自らの本性および情熱だけをみている」と言った通り、山地もまた植物の中に人間(自身)の感情をみています。 

身の回りにある草花はもちろん、山奥で見つけた巨木や植物園で見かけた珍しい植物。山地はそれらにひそむ魅惑的なラインを丹念に観察しました。空に向かって伸びる草には未来を、傷ついた草には過酷な生存競争にさらされた過去を感じ取り、自然の神秘を彷彿とさせる有機的なフォルムへの共感を表現のベースに置いています。 

Saki Yamaji a bud Tachibana Gallery 橘画廊
しかし山地は形とラインを再現するのではなく、自らのイメージとラインを画面に持ち込みました。例えば「a bud」(下の画像、2015年、油彩、カンバス、22.7×15.8センチ)はツボミとして見ようとする人をはぐらかし、小さな子どもの足にも見える形を描きました。ツボミと子どもに共通する成長性に画家の思いを託しているかのようです。 

技法の面では、色が重なる部分と透ける部分を組み合わせ、空間の深みを表現しているのが特徴です。彩度を保った鮮やかな色彩はこれから何かが躍り出てきそうな期待のまじった予感を伝えています。新作十数点を出品予定。上の画像は「花束を持って」(同、同、38×45.5センチ)。 

山地咲希(やまじ・さき) 1986年香川県生まれ、2009年大阪成蹊大芸術学部卒。10年京展市長賞。
<主な個展>
07年高松市美術館市民ギャラリー、08年GALLERY SUZUKI(京都市)、13年ギャラリーメゾンダール(大阪市)、14年GALLERY SUZUKI
<アートフェア>
AHAF Hong Kong 2014、ART NAGOYA 2014

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