過去の展覧会

KIAF2015に参加

Changkyum Kim water shadow in dish Tachibana Gallery
橘画廊は韓国最大のアートフェア、KIAF2015に参加します。アーティストは伊東敏光(彫刻)、キム・チャンギョム(映像インスタレーション)と藤部恭代(絵画)です。画像はキム・チャンギョム「water shadow in dish」(2015年)より。

会期: 10月6日(火)VIPオープニング、7日(水)~11日(土)一般公開
会場: ソウルのCoexホールA、B
橘画廊ブース: 64
入場料: 15000ウォン

Tachibana Gallery will be participating in the KIAF 2015, the largest art fair in Korea from October 6th to the 11th. The artists are Toshimitsu Ito, Changkyum Kim, Yasuyo Fujibe and Tomomi Yoshizawa. We are looking forward to seeing you at our booth  (#64).

Show Date: October 7-11(Private opening, VIP opening: October 6)
Venue: Coex, Hall A and B, Seoul
Booth number: 64
General admission fee: KRW 15,000
For details: KIAF 2015 website

グループ展「感じる風景」

Absorbed in the scenery Tachibana Gallery
河合美和、中比良真子、加茂昂、田中加織
Group exhibition Absorbed in the scenery
Miwa Kawai, Masako Nakahira, Akira Kamo, Kaori Tanaka
2015年9月8日~26日(正午~午後7時、最終日午後5時まで、日・月曜休)

4人のペインターが本人にとって感じられた風景を紹介します。たとえば河合美和が表しているのは、林の中で木漏れ日が差したときに感じるあいまいな空間です。離れたところに視点を固定し遠近法によって空間をとらえるのではなく、空間の中に身を置き「木と木の間」を描くことによって、林の中の奥行きを揺るがしています。

中比良真子が表現するのは日常の中で印象に残った風景。スクリーンのような水面に映る景色を色鮮やかに描き、さほど気にとめなかった眺め(グレーの景色)と対比させています。印象の強弱を生むのは好みなのか経験なのか。中比良の作品は、風景とは恣意的に選び取られたものであることを物語っています。

Absorbed in the scenery Tachibana Gallery
 一方、加茂昂は目の前の眺めとともに、肌や靴底からも伝わる緊張感を絵画で表しています。山をモチーフにした作品のタイトルである「ゾーン」は人間の存在が危ぶまれる特異な環境。一歩間違えれば転落するかもしれないと感じたときの、感覚が研ぎ澄まされた状態などを主観と客観をないまぜに描いています。

田中加織は様式化した月、山、水の流れなどの要素を組み合わせ、河合とは対照的に箱庭的スケール感で風景をとらえました。山の形の平面的な把握やポップな色彩は、絵画という媒体によって自然がシンボル化されることも示しています。4人の作品からは、風景は客観的なものではなく主観的な解釈であることが浮かび上がってきます

画像は参考作品。上の左は河合美和「2014JUL.1」(2014年、油彩、カンバス、80.3×100センチ)、右は中比良真子「The world turns over No.12」(09年、油彩、カンバス、130×97センチ)。下の左は加茂昂「ゾーン9」(14年、油彩、カンバス、37.9×45.5センチ)、右は田中加織「月山水2014」(14年、油彩、カンバス、45×45センチ)。

河合美和(かわい・みわ) 1960年兵庫県生まれ、84年京都市立芸術大美術学部卒。ギャラリー白(大阪市)、ギャラリー島田(神戸市)などで個展多数。

中比良真子(なかひら・まさこ) 1979年滋賀県生まれ、2004年京都精華大大学院芸術研究科造形専攻修了。neutron kyoto(京都市)、neutron tokyo(東京)、DMO ARTS(大阪市)などで個展。

加茂昂(かも・あきら) 1982年東京生まれ、2010年東京芸術大大学院美術研究科絵画専攻修了。12年island MEDIUM(東京)で個展「【絵画】と【生き延びる】」。13、15年VOCA賞出展。 神戸ビエンナーレ2015ペインティングアートコンペティション準大賞。

田中加織(たなか・かおり) 1982年京都府生まれ、2004年成安造形大洋画科卒。gallery near(京都市)、コンテンポラリーアートギャラリーZone(箕面市)、ギャラリーいのくま亭(京都市)などで個展。

AHAF SEOUL 2015に参加

Kaoru_Kan Tachibana Gallery 菅かおる 橘画廊
橘画廊は韓国のコンラッド・ソウルで開かれるホテル型アートフェア、AHAF SEOUL 2015に参加します。アーティストは伊東敏光(彫刻)、菅かおる(日本画)ほか。部屋番号は1403号です。写真は菅かおる「across the universe」(2015年、岩絵の具、金箔、和紙、184×184センチ)。

日時: 8月21日(金)~23日(日)
会場: コンラッド・ソウル
*入場は招待者のみです

Tachibana Gallery will participate in the art fair AHAF SEOUL 2015.
Artists: Toshimitsu Ito, Kaoru Kan, Tomoni Yoshizawa
Date: August 21 Fri. 22 Sat. (Press / VIP), 24Sun. (VIP / Invitation)
Venue: Conrad Seoul
Room Number: 1403
For details: AHAF SEOUL website

勝又公仁彦展 Hotel’s Window

Kunihiko Katsumata Hotel's Window Tachibana Gallery 勝又公仁彦 橘画廊
Kunihiko Katsumata exhibition Hotel’s Window
2015年7月28日~8月8日(正午~午後7時、最終日午後5時まで、日・月曜休)

2005年にイタリアを旅した写真家、勝又公仁彦は、ホテルの部屋がcameraと記されていることに気がつきました。日本でカメラといえばもっぱら写真機のことですが、その語源は「部屋」だったのです。(イタリア語で)カメラである部屋に写真機であるカメラを据え、その中と外を同時にのぞいたらどうなるのか。勝又はそうした興味から、一つのプロジェクトを始めました。

題して「Hotel’s Window」。世界各地のホテル室内で窓に向かって撮影するプロジェクトです。三脚でカメラを固定し、長時間露光で窓の外の景観とともに窓の周りの室内景観も撮影します。多くの場合、ホテルの窓の外側と内側は空間の広がりや明るさが違うため、たいていの人はどちらか片方に意識を向けています。しかし勝又はカメラのレンズを通して、窓の内と外をフラットにとらえました。

露光時間は30分から6時間程度。窓の外の街の光を増幅し新たな景観を生起させるだけでなく、一瞬では写すことのできない暗い室内の様子も写し、それらを一続きの景観として提示しています。これまでの撮影地は日本、米国、イタリア、中国など十数カ国の計100地域以上。今回は、10年間撮りためてきた写真の中から十数点を紹介します。

 画像左は「2005年3月10日 ホテルヴェネト510号室 ローマ イタリア」(発色現像方式印画)、右は「2009年3月6日 北海道札幌市中央区南10条西1丁目 ホテルライフォート札幌 1410号室」(同)。
(協力: ピクチャーフォトスペース、OSAKA PHOTO WEEKS参加企画) 

7月31日午後7時から、写真家・映像人類学者で、あいちトリエンナーレ2016芸術監督でもある港千尋氏と勝又公仁彦の対談があります(会場・橘画廊)。

勝又公仁彦(かつまた・くにひこ) 静岡県生まれ、早大法学部卒、1998年インターメディウム研究所修了。現在、京都造形芸術大専任講師。
<近年の主な展覧会>
2006年「Natura Morta 」(Leica gallery Solms、独ライカ本社)、08年「Dwelling」(世田谷美術館、東京)、11年個展(森アートセンター六本木ヒルズクラブ、同)、13年「都市の無意識」(東京国立近代美術館)。05年日本写真協会新人賞。東京国立近代美術館、世田谷美術館、沖縄県立博物館・美術館などに作品が収蔵されている。

 

夢展 芝田知佳

芝田知佳 消した落書きとエビまたはハコ1995-b 2015 Chika Shibata Tachibana Gallery
Chika Shibata exhibition Dreams
2015年7月7日~25日(正午~午後7時、最終日午後5時まで、12、13、19日休)

シルクスクリーンや染色を手掛けるアーティスト、芝田知佳がゲームや漫画のキャラクター、生き物など自らの無意識の領域にひそむイメージの断片を使い、ポップな平面作品を発表します。夢に出てきた不条理な状況、瞑想しようとして浮かんできた雑念。それらにからむイメージを、マンダラで仏菩薩たちを配置するかのように一つの画面に共存させ、世界観を表現しています。

例えば、阪神大震災があった20年前の記憶をテーマにした「消した落書きとエビまたはハコ1995-b」(画像、2015年、シルクスクリーン、コラージュ、ドローイング、80×80センチ)。箱の展開図のような白地に、ロブスターやエビ、鳥、キャラクターなどが紺一色で落書き風に描かれ、背景の赤い部分には白のグリッドが記されています。上部左右にドローイングで一対のエビフライを配すなど、対称性を感じさせる構図が特徴的です。

芝田は夢で繰り広げられた物語、それをきっかけによみがえった記憶の中からモチーフをつかむという方法をとりました。そして、密教の図像であるマンダラに想を得て、制作に取り組みました。白地の「展開図」の中で一つの世界を構成していますが、限られた要素だけで成り立っているわけではなく、エビもロブスターも漫画のキャラクターたちも、さらに、今は姿を見せていないものまでもが自由に行き交っているようです。

ここでマンダラという言葉を持ち出すことに違和感があるとすれば、作品に描かれているイメージがみな、食べ物や遊び道具など欲望の対象であるからかもしれません。当然、仏教であれば、欲望も、欲望を持つ自己も否定すべきものです。しかし芝田は欲望を肯定し、自己の認識を深めているように見えます。活気あふれる赤や調和を象徴する緑。そうした色の意味合いも「自己肯定」を後押ししています。シルクスクリーン、コラージュによるミクストメディアを中心に十数点を出品。

芝田知佳(しばた・ちか)
1984年兵庫県生まれ。2007年女子美術大芸術学部卒、09年東京芸術大大学院美術研究科修了。13年橘画廊で個展「YY/MM/dd」、14年ART OSAKA 2014で個展「La Mer Hotel Ebi」。11~13年龍野アートプロジェクト(たつの市)、15年新長田アートプロジェクト(神戸市)に参加。

 

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